宅地耐震化推進事業について

更新日:2023年05月30日

1 宅地耐震化推進事業とは

平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災、平成16年(2004年)の新潟県中越地震などにおいて、大規模に盛土された宅地で滑動崩落等による甚大な被害が発生しました。 国では、このような造成宅地の災害発生防止と宅地の安全性を確保することを目的とした宅地造成等規制法を平成18年(2006年)に改正し、大地震時に滑動崩落等のおそれがある大規模盛土造成地の被害を防止するため、宅地耐震化推進事業を創設しました。 これに伴い静岡県では、平成19年(2007年)から平成25年(2013年)までにかけて、静岡市・浜松市・沼津市・富士市を除く市町の造成宅地533か所について、第一次スクリーニング(大規模盛土造成地の抽出)を実施して、森町内では4か所の大規模盛土造成地が抽出されました。このため、令和4年度(2023年度)に4か所の第二次スクリーニング計画(大規模盛土造成地の変動予測調査)を実施しました。

2 大規模盛土造成地とは

盛土造成地のうち以下の要件に該当するものを「大規模盛土造成地」と呼びます。

1 谷埋め型大規模盛土造成地

盛土の面積が3,000平方メートル以上あること。

2 腹付け型大規模盛土造成地

盛土する前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5m以上あること。

 

3 滑動崩落とは

地震時に、盛土された土地の全体又は大部分が、主として盛土底面部をすべり面として、旧地形に沿って流動、変動又は斜面下部方向へ移動することです。

4 第二次スクリーニング計画について

令和4年度に第一次スクリーニングで抽出された4か所の大規模盛土造成地について、第二次スクリーニング計画(大規模盛土造成地の変動予測調査)を実施しました。この変動予測調査では、宅地造成関係の当時の書類等の精査、現地調査及び優先度評価を行いました。この調査の結果、4か所の内、谷埋め型造成地の1か所が大規模盛土造成地に該当し、3か所の腹付け型造成地については、大規模盛土造成地には該当しませんでした。第二次スクリーニングの優先度評価結果は、下記から御覧いただけます。

5 大規模盛土造成地マップの公表について

大規模盛土造成地マップは、今後、発生が懸念されている南海トラフ巨大地震等から住民の皆様の生命・財産を守るため、大規模盛土造成地が身近にあることを知っていただくために公表するものです。

 なお、この大規模盛土造成地マップは、対象となる大規模盛土造成地の位置を示すものであり、危険な造成地を表すものではありません。

6 社会資本総合整備計画の公表について

1 計画の概要

計画名 森町宅地耐震化推進事業(防災・安全)

計画期間 令和4年度(1年間)

基幹事業 市街地整備事業・宅地耐震化推進事業

2 計画の目的

国土交通省が作成した大規模盛土造成地マップから明らかになった大規模盛土造成地について、社会資本総合整備計画(防災・安全)を作成し、国の交付金(社会資本整備総合交付金)を活用しながら、大規模盛土造成地の安全性を把握する調査を実施することにより、調査結果を森町ホームページで公表して、住民の防災意識の向上と災害の未然防止につなげることを目的とします。

 

7 社会資本総合整備計画の事後評価について

森町宅地耐震化推進事業(防災・安全)

事後評価

計画の名称 森町宅地耐震化推進事業(防災・安全)

計画の期間 令和4年度(1年間)

 

8 関係リンク

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