平成28年町長就任挨拶と所信表明ついて
本日は、3月定例会を開催いたしましたところ、議員の皆さま方におかれましては、年度末の大変お忙しい中を、お繰り合わせの上、ご出席いただきましたことを厚く御礼申し上げます。
議案の上程に先立ちまして、不肖、私が町長就任のご挨拶と所信を述べさせていただきますことをお許しいただきたいと存じますとともに、その機会を得ましたことを、うれしく思っているところでございます。
私は、2月14日に執行されました森町長選挙におきまして、多くの町民の皆さまから力強いご支援を賜り、ここに町政を担当させていただくことになりました。改めて身の引き締まる思いで一杯でございます。
私は、平成の大合併で森町が混乱し、町民の多くの人たちが森町の将来に不安を感じていた時、「今こそ愛する森町のために働きたい」という思いから、平成17年4月に行われました森町議会議員選挙に立候補し、初当選させていただきました。
それ以来、町議会議員を務めさせていただき、森町のこと、町政のことを学ばせていただきました。特に、その間、平成21年度、22年度に議会選出の森町監査委員をさせていただいたことは、監査を通じて町の事務事業の進め方を学ぶことができ、貴重な経験でありました。
今回の町長選は、16年間務められた村松藤雄氏が引退され、新たな町長を選ぶ選挙でした。私は、かつて村松町長に対抗するかたちで町長選に挑んだことがありましたが、今回は、これまでの森町の方向性を大きく変えるべきではないという考えから、村松町政を継承するという立場で立候補いたしました。そして、これまで先輩方が築き、守ってきてくださった森町を、今度は私たちの世代が責任をもって引き継ぎ、次の世代に渡していくということを、選挙戦を通じて訴えてまいりました。それが、多くの方にお認めいただけたと考えております。
これまでは、議員として町財政の厳しい状況を始め、人口減少対策など、森町の直面する課題については理解をしているつもりでありましたが、限られた予算の中でいかに住民の期待に応えるべきか、森町の将来をどのように導くべきか、改めて責任の重大さと、課せられた責務の大きさを痛感しております。
森町が当面取り組まなければならない具体的な問題は、今更申し上げるまでもなく、議員の皆さまが既によくご承知の通りではございますが、まずは、前町長から引き継いだ事業をいかに着実に遂行するかにあるかと存じます。
事業実施に当たりましては、そのまま継続できるもの、計画内容を見直しながら進めるもの、財源等で課題となるもの等、いろいろあろうかと思いますが、町民の皆さまの温かい見守りと期待をそぐことのないよう、森町を愛する気持ちと自ら立てた志をちからに、職員ともども課題の解決に知恵を出し、汗をかいて着実に事業を進めてまいる覚悟でございます。
私は、今回の選挙に臨むに当たり、対話と調和で大きな人の輪をつくることを土台に、次の3つの取組を掲げてまいりました。「人口減少に立ち向かう」、「財源を確保する」、「人にやさしいまちをつくる」、以上3つの取組のもと、具体的施策を構築し、「遠州の小京都・森町」まるごと「心和らぐまち」 を目指し、次世代の森町づくりを進めてまいりたいと思っております。
また、地方創生が叫ばれている中、森町にとって、重要な節目を迎えていると考えておりますので、町民との対話を深めつつ、住民の総意を集め、町民、事業者、行政、森町ファンで大きな人の輪をつくり、一丸となって目標の実現に向けて努力をしてまいりたいと思っております。
私は、これらを推進するに際しましては、当局のみでは到底不可能でありますので、議会の皆さまのご意見を十分お伺いし、ご協力をいただきながら、住民との対話による信頼関係をもとに協働を進め、私自ら先頭に立って職員と一体となり、「住んでいる人が幸せを感じながら住み続けられる森町」、「訪れた人が住みたくなる森町」をめざして、全力を傾注して参る覚悟であります。今後とも、ご指導、ご支援を賜りますよう、心からよろしくお願い申し上げ、私の就任のあいさつ並びに所信とさせていただきます。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。
平成28年3月11日 森町長 太田康雄
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更新日:2020年05月27日