下水道の役割
使った水を再びきれいにして自然にかえす 私たちは、毎日の暮らしの中で気軽に「水」を使い、汚し、流しています。
まるで、使い捨ての大量生産品であるかのように…
ところが「水」は、大自然の法則にしたがって、循環を繰り返しているのです。
つまり、空から降ってきた雨や雪などの「水」は、川などに流れ込み、私たちの生活や経済活動のために使われたあと、再び川などに戻されます。川や海などの「水」は、太陽にあたためられ、蒸発して雲となり、雨や雪などになって地上に降り注ぎます。
以前は、川などに生息する生物の活動などによる自浄作用で「水」は、浄化され、再び使うことができました。しかし、今日では、毎日の生活や経済活動などによって、自然界の持つ浄化能力をはるかに超えた、膨大な量の汚水が排出されるようになってしまいました。
このようなことから、「下水道」は、「水」の循環の中にあって、汚れた「水」を澄んだきれいな「水」にもどすという役割を担い、正常な水環境を創り出すうえで、なくてはならないものなのです。

更新日:2019年03月01日