50 史跡・名勝・天然記念物

前ページ目次 次ページ

50 史跡・名勝・天然記念物

史跡・名勝・天然記念物の中で静岡県の指定は、天然記念物の次郎柿原木と天宮神社のナギの2件で、このほか史跡14件、名勝1件、天然記念物3件が森町の指定文化財となっている。
次郎柿原木は、弘化年代(1844047)に松本治郎によって発見されたといわれ、明治2年に火災で焼失したが、翌年根株から萌芽し非常に良質の実を結ぶようになり、現在まで保護されてきた。
天宮神社のナギは、御神木で、祭神(宗像三女神、航海の守護神)と関わりが深く、樹齢は不詳(千年以上と伝えられる)であるが、高さ約18メートル、地上5メートル付近で4枝に分かれ、幹は空洞化している。古来神霊の宿る木といわれている。
史跡では、今川・徳川・武田など戦国大名の攻防のあった天方城跡、真田城跡、飯田城跡がある。

また、代々天宮神社の神主家を勤めた中村氏の屋敷跡があり、幕末の頃、勝小吉(海舟の父)がしばらく滞在し、当家において剣術の指導をしている。
原始時代の遺跡としては、森町では数少ない前方後円墳の 東国古墳 ( とうごくこふん ) や小型円墳の 姫穴洞 ( ひめあなどう ) 古墳がある。蓮華寺にある 禅勝房 ( ぜんしょうぼう ) の塚のほか、天方氏三代の墓や武藤氏の墓などもある。
秋葉街道(信州街道・塩の道)と小國神社への勅使参道の一部も指定されており、修験者によって開発された塩井戸(塩井神社)や如仲井戸もある。
名勝では、高さ14メートルの一の滝、20メートルの三の滝などからなる葛布の滝が壮観である。
天然記念物では、御神木(桧・楠)が2本と、江戸時代の白羽柑子(こうじ)の個体をとどめる門田のコウジがある。

(1)次郎柿原木
次郎柿原木
1本、県指定、1944(昭和19)年、
静岡県指定を受け戦時下にも
手厚く保護された。 写真は
平成9年11月撮影。
(森町森 五軒町)

(2)初めて献上された次郎柿の老木
初めて献上された次郎柿の老木
向天方鈴木家にあるこの木が、明治天皇に
初めて献上された採果(さいか)の木である。
(森町向天方)


(3)コウジミカン
コウジミカン
1本、町指定、在来のもので、中世0江戸時代に
食されてきた。 (森町鍛冶島)

(4)ナギの木
ナギの木
1対、樹齢不詳、天宮神社の神木である。 凪(なぎ)
がひくといって、船行の安全を祈る木であり、葉は
千人引といって縦にしかさけない。
(森町天宮 天宮神社)


(5)岩窟
岩窟
豊岡村と森町の両所に接する岩室寺の岩窟で、
寄岩や大きな窟は宗教的信仰を集めた。
(森町一宮)

(6)葛布の滝(二の滝)
葛布の滝(二の滝)
町指定、下から一の滝・二の滝・
三の滝と続く。 本宮山の霊水として
古くから知られる。 (森町葛布)


(7)
天宮神社主中村氏の旧屋敷跡
天宮神社主中村氏の旧屋敷跡で、谷水を利用した
池や古い樹木が今も残されている。
(森町天宮 大上)

(8)一宮荘代官職武藤氏の墓
一宮荘代官職武藤氏の墓
武藤氏は室町期には一宮荘の代官職に任ぜら
れた。 香勝寺は戦国期の刑部少輔氏定の菩薩寺
で、本堂の真下からこの石塔群は発見された。
(森町草ヶ谷)


前ページ目次 次ページ

お問い合わせ

社会教育課文化振興係
電話:0538-85-1112