ヘルパンギーナが流行しています!

2016年7月26日

 夏かぜの一種「ヘルパンギーナ」は、発熱、口腔粘膜の水疱性発疹を特徴とした、エンテロウイルスによる急性ウイルス性咽頭炎で、主に4歳以下の乳幼児が感染します(患者の80%以上が4歳以下)。

 一般的に夏季に流行する傾向があり、県内の定点小児科の1医療機関あたりの1週間の患者数が警報レベルを超えました。今後、さらに流行が拡大する可能性も考えられますので、感染予防に努めましょう。

 

  【 症状等 】 

   ・ 潜伏期は2~4日で、突然の発熱(38℃以上の高熱)、咽頭痛、口腔粘膜の発疹が主症状です。

     ・ 主に乳幼児が感染し、口腔内の疼痛を伴うため、拒食、哺乳障害、それに伴う脱水を呈することがあります。

   ・ 一般的に2~4日程度で熱が下がり、予後は良好です。

   【 予防 】 

   ・ 予防の基本は手洗い、うがいの徹底です。

     ・ 家庭内での患者との密接な接触にご注意ください。

   【 もし、症状が現れた場合 】

   ・ 発熱、口腔内の発疹、のどの痛み等の症状が現れたら、早めにお近くの医療機関を受診してください。

   【 参考 】

    国立感染症ホームページ

     http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html

 

 

その他、今後注意が必要な感染症 

 ★ 手足口病

    乳幼児を中心に手や足、口腔粘膜などに現れる水疱性の発疹を主症状としたエンテロウイルス属による感染症です。

   【 症状等 】

   ・ 患者の約半数が2歳以下の乳幼児ですが、大人も感染することがあります。

     ・ 3~5日の潜伏期をおいて、手、足、口腔粘膜等に水疱、発疹が現れます。

   ・ 発熱は高くても38℃程度で、発熱しないこともあります。

     ・ のどや口内の痛み、それに伴う食欲不振が見られることがあります。

     ・ まれに急性髄膜炎や急性脳炎などを合併し、重症化することもありますが、通常は軽症で、数日で治癒します。

  【 予防等 】

    ・ 口からの飛沫感染、便からの経口感染、水疱からの接触感染等がありますので、手洗いを励行するとともに、排泄物を適切に処理することが大切です。

     ※ ウイルスの便への排出は、治癒後も3~4週間続きます。

    ・ 口内に病変がある場合には、飲食に痛みを伴い、食欲不振となることがあります。刺激を避けるため、軟らかめで薄味の食事にしたり、少量ずつでも食べる等、水分補給、栄養補給に努めましょう。

  ★ 咽頭結膜熱

   発熱、咽頭炎(ノドの炎症)、結膜炎(目の充血、かゆみ、目やに)を主症状とする、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、プールでの感染も多いことから「プール熱」と呼ばれています。

   【 症状等 】

   ・ 潜伏期は5~7日で、発熱(38℃以上の高熱)、咽頭炎(ノドの炎症)、結膜炎(目の充血、かゆみ、目ヤニ)が主症状です。

    ・ 一般的に1~2週間で治癒します。

     ・ 特に5歳以下の患者が多い感染症です。

  【 予防等 】

   ・ 予防の基本は手洗い、うがいの徹底です。プールでの感染防止には利用前後のシャワーも有効です。

   ・ 患者が触れたものからの感染(接触感染)を防ぐために、患者とのタオル等の共用は避けましょう。

 

 ★ 流行性耳下腺炎

   一般的に「おたふくかぜ」と呼ばれる唾液腺の腫脹を主症状とする、ムンプスウイルスによる感染症です。

 【 症状等 】

   ・ 潜伏期は2~3週間で、耳下腺の腫脹が主症状です。

   ・ 一部で、髄膜炎や難聴、成人では睾丸炎等の合併症を示すことがあります。

   ・ 特に5歳前後の患者が多い感染症で、15歳以下で、約85%が感染するといわれています。

  【 予防等 】

  ・ ワクチンがありますので、予防接種をご検討ください。

  ・ 耳下腺腫脹の9日前~9日後まで、唾液中にウイルスが含まれます。手洗い、うがいを徹底しましょう。

 

お問い合わせ

保健福祉課保健スタッフ
電話:0538-85-6330